子どもの『なぜなぜ』質問に答えることがなぜ大切なのか?

保育、子育て

子どもに関わっていると、なぜなぜと質問ばかりされて、面倒だなと思うことありませんか?  

では、なぜ子どもが『なぜなぜ』と質問をしてくるのか解説してみましょう。

まず始めに…『なぜなぜ』と質問ばかりする時期はいつ頃なのか?

なぜなぜ質問期は、一般的には2歳から5歳頃までとされています。この時期は、言語能力が急速に発達し、言葉を使って自分の思考や感情を表現することができるようになるため、質問をすることが珍しくありません。

また、この時期には好奇心や探究心が大きく芽生えており、自分が興味を持ったことについて、なぜなぜと問いかけて情報を収集したり、自分なりの理解を深めたりすることができます。

ただし、個人差があり、質問期が終了したり、始まったりするタイミングは異なることがあります。また、社会経験や環境によっても質問の内容や数、方法は異なるため、一概に年齢で区別することはできません。

なぜなぜ質問期の子どもの思考、心理とは…

「なぜなぜ質問」は子どもの成長における重要な要素の一つです。子どもは好奇心旺盛で、新しいことを学ぶことに興味を持ちます。これは子どもの発達心理学の段階的な発達に関係しています。

幼児期には、「自分自身が中心である」という自己中心的な思考が支配的であり、現実を把握する手段として、自分が見たことや体験したことに基づいて考えます。そのため、“なぜ”と問いかけることが大いに役立ち、発見や新しい知識を得ることができます。

したがって、子どもがなぜ質問をするのかを理解し、彼らの質問に答えたり、一緒に調べたりすることは、子どもたちの思考や心理の発達に重要な役割を果たします。

また、このような疑問を持っている子どもたちは、自分自身の考えや判断を形成する力を身につけることができ、批判的思考力を育むことにもつながります。

なぜなぜ質問期に大切な対応とは?

なぜなぜ質問に答えることは、子どもたちの知的、情緒的、社会的発達において非常に重要な役割を果たします。以下に、なぜなぜ質問期に大切な対応について説明します。

  • 1. 子どもたちの好奇心や疑問を尊重する

子どもたちは、自分自身の好奇心や疑問を持っていることが多く、その疑問に答えることが非常に重要です。疑問を持つことは、自分で物事を考える力や判断力を養うことにつながります。そのため、子どもたちの疑問や好奇心を尊重することが大切です。

  • 2. 子どもたちの言葉を理解する

子どもたちは、自分の感情や思考を表現するために、言葉を使います。そのため、子どもたちが話す言葉や表現を理解し、真剣に聞くことが必要です。また、子どもたちの言語発達を促すために、共感的な表現や具体的な例を交えるなどして、子どもたちとコミュニケーションを取ることが重要です。

  • 3. 子どもたちに情報を提供する

子どもたちが疑問に思うことに対して、正しい情報を提供することが必要です。何よりも、正しい情報を提供することが大切です。子どもたちは、大人の言葉を信じる傾向があるため、誤った情報を与えてしまうと、その後の学習や思考に問題が生じることがあります。

以上のように、なぜなぜ質問期の子どもたちに対しては、好奇心や疑問を尊重し、子どもたちの言葉を理解し、正確な情報を提供することが大切です。これらを実践することで、子どもたちが豊かな知的、情緒的、社会的発達を遂げることができます。


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